この前はシドニー近郊でのグランピング(グラマラスキャンプ)の記事でしたが今回はシドニーの旅館
豪寿庵(Gojyuan) に泊まってきて、運営されている女将さん(オージーの女性の方)との会話を通し、色々感じてきたことがあったので書いてみます。
シドニーの旅館 豪寿庵(Gojyuan)
街中で仕事をしているものですから、休みの日などは郊外の自然が多い場所へ出て過ごしたいというのが希望で一泊旅行の計画をしていました、シドニーから車で二時間とかそれくらいの場所を探していたんですがタイミングが合わずどれもすでにいっぱい。。 私の希望の中にはバスタブがあり湯にのんびり浸かりたいというのもありました。その時、思い出したのがSydney Balmainの旅館にある檜風呂でした。以前、何かのイベントの時に、その檜風呂をみた事があって一度行ってみたいなーと思っていたので早速ブッキング。
急な予約でしたが、二つある客室が両方とも空いていたので
「松の間」を予約。
私は豪寿庵(Gojyuan)を訪れた事があったのですが、パートナーは鯉の泳ぐ池や、畳の客室、苔のむす小庭園にとどれも驚いておりました。あの建物の表構えの外観からは想像できないほど日本の旅館が中にあるんです。
女将さんがお話好きということもあり、私たちはお話聞くのが大好きなのでかなり色々お話をしていました。
なんでも女将さん夫婦は施工計画3年と、建築期間約10年で旅館を完成させたらしい、また旦那さんが大工ということもあり、ほぼ自身らで築き上げたオリジナル旅館だ。細かい灯篭など日本風に仕上げるためebayとかでいろんな国から細かいパーツを取り寄せて試行錯誤の上完成させたものもいくつかあるとのこと。。すごい徹底ぶりでした。好きなことに徹底的になれるという姿勢が本当に格好いいなと思いました。
また、女将さんはITプログラマを数十年経て、リタイア後にこの趣味の家業を開始されたそうです。日本への情熱はそこ知れず、何度も日本の旅館へ宿泊されたり、また、懐石料理の教室へも7年間通い修行をされたそうです。宿でいただいた和食の朝食は私が今までに日本の旅館で味わっていたものと何一つ変わらない、か、それ以上の和食でした。なんでもこの3月には三週間の精進料理(Buddhist cuisine)の教室を習いに日本に行くんだとか。この行動力ですね。
最近読んでいる書籍
Ikigai 生き甲斐 でもありますが、この女将さんの運営する旅館は生き甲斐なんだろうなーという、ただならぬ思いが込められている旅館に滞在した気がしました。
2回ほど湯に浸からせてもらい、せせらぎを聴きながら過ごす時間に超堪能させていただきました。朝食済ませ、女将さんに別れを告げ、旅館の玄関を出てから、バルメインのウエスタンな街並みのギャップ、、日本に小旅行した気分でした。
滞在した日は私の誕生日であり、なんだかこれからの自分の生き方に、正直に向かい合う時間を設け考えなさいと言われているような気もしてきました。
夏のいい思い出になりました。蚊取り線香、蚊帳と旅館では蚊と少々戦わなければならず、なんだか日本の夏も満喫できた気分です。
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苔の庭 |
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松の間の縁側 |
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ローテーブルでくつろぎのひととき |
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テーブルは故郷津軽の津軽塗りでしたw |
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風呂場 |
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大人三人は入れるであろう檜風呂 |
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池 |
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なんとシドニーで本格和食の朝食を |
Ryokan Gojyuan (旅館 豪寿庵)
208 Darling Street, Balmain
www.ryokangojyuan.com
Facebook : Ryokan Gojyuan
Phone : (02) 9810-3219
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